Nobuhito Nakai & Miwako Takeda Official Website

(c)Kunihisa Kobayashi

ブラームス全曲(ソロ・連弾・2台ピアノ)演奏会

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第2回(2005年11月14日 東京文化会館小ホール)

8つの小品 作品76
パガニーニの主題による変奏曲 作品35 第1集
2台ピアノのためのソナタ 作品34bis


【メッセージ: シリーズ第2回にあたり】
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ブラームスは15年もの間、ピアノソロの作品を書きませんでした。その長い空白の時間を経て世に送り出したのがこの「作品76」です。交響曲などの大曲を書いている時期に、最晩年のピアノ作品に共通する小品集というスタイルで書かれています。ピアノという楽器の表現の可能性をブラームスはここに見出したのでしょう。
そして、その空白の前の作品が、「パガニーニの主題による変奏曲 作品35」です。二つの変奏曲集になっていますが、今回は第1集を取り上げます。リストの弟子でビルトゥオーゾなピアニストのタウジヒに影響され書き上げたものです。「精巧な指のためのピアノの練習曲」とも記された超絶技巧曲です。
それから、上記のタウジヒとブラームス本人によって初演された「2台ピアノのためのソナタ」。作品番号は一つ前の34。今日ではピアノ五重奏曲版が有名ですが、この2台ピアノ版が先に書かれています。弦楽器とはまた違う2台ピアノの魅力をお楽しみください。

中井恒仁