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ブラームス全曲(ソロ・連弾・2台ピアノ)演奏会にあたって

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第3回(2006年11月15日 東京文化会館小ホール)
2つのサラバンドピアノソナタ 第2番 作品2
3つのインテルメッツォ 作品117
シューマンの主題による変奏曲 作品23(連弾)


【メッセージ: シリーズ第3回にあたり】
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今回演奏する始めの曲は、1854年に作曲された「2つのサラバンド」。ほとんど演奏されることのない珍しい小品で、イ長調の1曲目は28年後の弦楽五重奏第1番に使われています。
続いて「ソナタ第2番 作品2」。作品1のソナタ第1番よりも早い時期に書かれています。リストを彷彿させるような華やかなオクターブで始まり、若い情熱にあふれる作品で、クララ・シューマンに献呈されています。
プログラム後半は、時代を大きく超えて、最晩年の詩的な世界。「我が痛みの子守唄」とブラームス自身が呼んだ一連の小品集の中から「3つのインテルメッツォ 作品117」です。
最後は、連弾で「シューマンの主題による変奏曲」を。今年はシューマン没後150年にあたります。シューマンが聞いた「天使の声」をテーマとした、ブラームスとシューマン家にとり特別な1曲を、この年に演奏したいと思います。

中井恒仁