2019/8/7発売予定
日本で、そしてドイツでも最高級の賛辞を浴びる実力派デュオによる待望の新譜!
2 台ピアノの限りない可能性で、交響曲の最高峰「第九」に挑む!
曲目
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125 リストによる2台ピアノ版
Beethoven:Symphony No.9 d-moll Op125 Arr. Liszt for 2 Pianos
ベートーヴェン第九(リスト2台ピアノ版)について
中井恒仁&武田美和子
「第九」のリストの2台ピアノ版に出会った時、その素晴らしい編曲によってベートーヴェンの崇高な精神の世 界がそのまま息づいていることに感動し、私達でこの極められた大作に向き合ってみたい!と強く思いまし た。また、これは大変な挑戦!と気を引き締めた瞬間でもありました。
ベートーヴェンが、苦悩を乗り越え、沈黙の中に聴こえた音楽は、知れば知るほど触れれば触れるほど壮大 です。 彼が22歳でシラーの詩"An die Freude"を知り、その詩に基づいて作曲しようと思い立ってから曲が完成し たのは晩年の1824年54歳、30年以上の長い歳月が流れました。一生をかけて作られたこの「第九」は大切な メッセージを残してくれています。生きることの喜び、人間の真の強さ、素晴らしさ、そして大きな大きな愛‥
リストの編曲は原曲に忠実であり、オーケストラの重厚さや多声部へのこだわりが立体的に織り込まれな がら、ピアノという楽器の特色や響きを生かした特有の美しさを生み出しているように思います。 私達にとって、ピアノの可能性をさらに追求するものとなったこの作品を、デュオを始めて20年目となる年に 録音できたことは大きな喜びです。 今後も自分達の人生の指針として勇気と力を授かりながら大切に弾いていきたいと思っています。